アランデル手稿 2冊セット
(Il Codice Arundel)

ファクシミリ版は全世界で998部刊行、手書きナンバーリング付き

背表紙に金文字入り革装巻2巻(48.8×34×7cm)のセット。

第1巻:カルロ・ペドレッティおよびカルロ・ヴェッチェの編集による480ページの解説本。序文、索引表、紙の透かし模様の注釈、文献目録、手稿中の素描の解説、レオナルドのテキストの翻刻、その他解説・索引を収録。

第2巻:312点のファクシミリ版に相当する未製本の156紙葉を収納

 

レオナルドの著作集の中ではアトランティコ手稿に次ぐ規模のものですが、その起源は謎に満ちています。レオナルドの死後に多くの綴じられていない紙葉を集めて一緒にされたもので、1630年に旅行家で美術収集家であるアランデル卿が入手してようやく最終的な順番が付けられたと言われています。

手稿には、数学から物理学まで、あるいは光学から天体学まで幅広い分野の研究が収録されています。先史時代の伝説の海の怪獣や不気味な洞窟に関する有名な若き日の記述がある一方、楽器の研究や潜水艦船体・潜水器具のデザイン、アンジェロ・ポリツィアーノによる『オルフェーオ』の公演のための劇場装置のデザイン、そして後のフランス・ロモランタンの王宮の設計図も書き込まれています。

現在はじめてアクセス可能となった本手稿には、レオナルドの40年間にわたる芸術・科学・テクノロジー分野の研究への情熱があますところなく表現されています。

 

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