ジュンティ・エディトーレが自信を持って発表する、
「レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿・素描大全集」の新刊!!

レオナルド・ダ・ヴィンチとレオナルド派による素描
フランス・コレクション
ピエトロ・C・マラーニ監修

ファクシミリ版は全世界で998部刊行、手書きナンバーリング付き
金文字入り革装函(サイズ48.8cm×33.5cm)に素描114点のファクシミリ版(表裏)、
および解説本1冊(280ページ)収納。

本コレクションには、レオナルドの散逸した素描のうち以下のフランス国内の
美術館で収蔵するものを集めています:
ルーヴル美術館(パリ)、パリ国立高等美術学校、
オランダ・インスティチュート/クストディア財団のフリッツ・ルフト・コレクション(パリ)、
ボナ美術館(バイヨンヌ)、レンヌ美術館

パリ・ルーヴル美術館素描・版画部門は、ヨーロッパに現存するレオナルドとレオナルド派による素描の中でウィンザー王室図書館収蔵のものに続きおそらく最も重要なコレクションを保管しています。ルーヴルのコレクションはルイⅩⅣ世が収集をスタートし、世紀を経るうち増えていったものですが、ルーヴル以外のフランス・コレクションと合わせると、レオナルドのすべての技術や様々な様式の変化に光をあてながらその素描の全体像を見渡すことができる貴重な資料となっています。

その内容は、ヴァザーリが回想するところの最高級麻布に描かれた最初の素描にはじまり、初期に描かれた「東方三博士の礼拝」や聖母像の絵画習作関連のペンとインクの素描、ミラノ時代初期の赤チョークを使用した作品、そして、色を使い複数のテクニックをおりまぜた「イザベラ・デステの肖像」、「聖アンナ」の習作といった有名な素描作品まで非常に多様です。

これらレオナルドの絵画テクニックは、ロンバルディア地方にとどまらず初期の弟子や信奉者たち(ジョヴァンニ・アンブロージョ・デ・プレディス、ジョヴァンニ・アントニオ・ボルトラフィオ、ジョヴァンニ・アゴスティーノ・ダ・ロディ、ベルナルディーノ・ルイーニ、チェザーレ・ダ・セスト、ジャンピエトリーノ、他)の作品にあますところなく反映されました。従って、原寸大ファクシミリ版で提供するこの素描全集は、レオナルドの素描原画約40点とレオナルド派による素描50点、それにレオナルドの最も有名な絵画のコピー数点も加え総数114点の作品を収録し、レオナルドの素描そのものの研究だけでなく15世紀から17世紀のイタリア北部美術にレオナルドが残した影響を知る上でも、その出版は非常に重要な出来事といえます(プッサンに属する素描も本コレクションに含まれます)。またこの出版は、これまで出版されたことない素描を発表し、作品の伝統的な帰属を再評価し再設定するという絶好の契機にもなりました。

ファクシミリ版に付属する解説本は、ルーヴル美術館素描・版画部門長、カレル・ヴァン・チュイルおよびフランソワーズ・ヴィアッテ両氏の寄稿とともにレオナルド研究の権威であるピエトロ・C・マラーニが監修し、充実の序文、収録素描の目録、比較のための豊富な参考素描類、文献目録、索引表を収録しています



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