ガリレオ・ガリレイの著作集 全21巻（サイズ29.5×21.5cm）、手漉き紙に印刷、総ページ数11,500頁、豊富な挿図とファクシミリ版・図版入り、ペーパーバック版と半革装版もあり。

人類を「閉ざされた世界」から解放し、「無限の宇宙」という測り知れない空間へ飛び立たせようという壮大な冒険。ガリレオ・ガリレイがその偉大なる功績者の内の一人であることは疑いのない事実です。国家的事業といえるこの著作集は、ガリレオという科学者の才能と人並みはずれた粘り強さのまさに金字塔といえます。

11,500ページを費やし、ガリレオの書いたものばかりでなく、人類の知的・精神的進歩に捧げた彼の生涯に起きた様々な重大事件を完全に理解するのに役立つ資料のすべてがここに網羅されています。イタリア文学の古典の一つとされ、読者にはガリレオの見事というほかない文体との出会いがこの著作集には約束されています。

ガリレオのきびきびとした、流れるような、躍動的な散文体は、科学言語の比類なき至宝であると同時に、その最も難解な思考を驚くべき天衣無縫さで説明する測りしれないほど貴重な表現手段であることが証明されています。

本コレクションは元々、バルベラ社という輝かしい歴史を持つ出版社のイニシアチブから始まり、ガリレオの権威的学者、アントニオ・ファヴァーロの監修の下発行されました。ピサ出身の科学者、ガレリオの著作物が出版実績の有るものも無いものも秩序正しく整理してまとめられており、その中にはガリレオのおおよそ大半の書簡や、天文学上の新発見をめぐり巻きおこされた論争の支持者・誹謗者の証言も含まれます。

ガリレオの星表やガリレオが自身の思考を図で示すために用いた素描・スケッチ類の最も精緻かつ価値ある複製が、そして同時代を生きた人々の語るガリレオの生涯が、本全集には収録されています。また、広範囲にわたる注釈や文献学上の資料も付随しています。

実の序文、収録素描の目録、比較のための豊富な参考素描類、文献目録、索引表を収録しています。