パリ手稿 A.B.C.D.E.F.G.H.I.K.L.M 12冊セット (I Manoscrtti dell'Institut de France)
ファクシミリ版は全世界で998部刊行、手書きナンバーリング付き
金文字入り革装函12セット。各函(サイズ36×25cm)にファクシミリ巻、および手漉き紙印刷、ファブリアーノ紙装丁のアウグスト・マリノーニ編集による原文翻刻および修正翻刻テキスト入り解説本1冊付属。
1795年にナポレオンによりミラノのアンブロジアーナ図書館からパリへ持ち去られたこのパリ手稿は、AからMまでのアルファベット名を付した全12巻で構成され、編纂されたときと同様、執筆されたときと全く同じ状態で保管されています。このため、レオナルドの生涯と作品を研究にするにあたり、パリ手稿は貴重な資料として扱われています。レオナルドは時に幾何学・物理学・機械工学の問題に取り組んでいたかとおもうと、別のときには自伝的事柄と「何が魂を活性させるのか」といった文学的・芸術的問題に関する考察を絡ませながら、関心の矛先を生命の起源の問題に急転回させました。 小さいサイズの手稿の方はポケットサイズのノートで見事な素描を豊富に収録しており、レオナルドは鋭い洞察眼とすばやいスケッチで瞬間のひらめきや驚くようなアイデア、個人的な記録のメモをとるのに使用しました。大きい方のノートは、水力学、飛行機械、建築、光学や視覚の問題などについての専門論概略が素描とともに入念に記述されています。視覚の問題は「絵画学」に関連する主題であり、レオナルドの著作「絵画論」の中でより発展した形でとりあげられています。
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